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2017年12月27日 当事務所から佐藤様にDMで実用新案権の更新の案内をさせて頂きました。

2018年1月9日  佐藤幸子様からお電話にて実用新案権の年金を納付してほしい旨を連絡頂きました。

2018年1月9日  当事務所から佐藤幸子様に請求書をお送りさせて頂きました。

2018年1月17日  佐藤様からご入金頂くとともに電話にて振込完了のお電話を頂きました。

2018年1月17日  当事務所が特許庁に佐藤様の実用新案の年金を支払い致しました。

2018年1月17日  当事務所から佐藤様に手続き完了の郵便をお送りさせて頂きました。

2018年1月20日  佐藤様からお電話を頂き、実用新案のお手玉を世の中に広めたいとの連絡を頂きました。

 お手玉を広めたい理由をお聞きしたところ、

 佐藤様曰く、

私は戦争で父親を亡くしてそれから戦後で非常につらい思いをたくさんしました。そんなときにお手玉をすると不思議と気分が紛れて楽しい気持ちになりましたものです。生きていると辛いこともありますが、そんなときにお手玉をすると不思議と心が紛れるんですのよ。不思議ね(笑)

 終戦直後の当時はホントになにもなくて、お手玉くらいしか遊びと言えるものがなかったので、私はお手玉ばっかりやってしまって、それでお手玉6段の段位も持っているんですよ。宮崎県ではただ一人ですの。それでも、皆さんにも是非お手玉を楽しんでいただきたい。普通のお手玉だと使い続けるうちに中身が飛び出してしまうのですが、このお手玉は使い続けても中身が飛び出さないように縫い目の強度を強めてありますの。都会であれば1個300円~400円で販売できるのではないかと思ってそれで実用新案登録をしたんです。山下さんにもお手玉を送りますので強度を見てみてください。そしてお手玉でも遊んでみてくださいね。お手玉を楽しみたいという人がおられたら私はいくらでも作りますから遠慮なく教えてほしいです。皆さんが辛いことが起きたときに慰みにでもなればと思っています。」とのことでした。

 

 自分の何気なく始めた仕事が他の誰かに繋がっていて、そして他の誰かの役に立っているという実感が得られたので心が温まりました。起業して1か月くらいのときでしたが、起業して誰か他の人の役に立ててよかったなと思ったものです。

2018年1月23日  佐藤様からお手玉を宅急便にて郵送頂きました。とても丁寧に包装してくださっていて、早速お手玉をしてみると久しぶりでなかなかおもしろかったです。

 

2018年2月1日  当事務所から佐藤様に領収書と「お手玉」を頂いた御礼としてQUOカード(500円分)をお送り致しました。

2019年1月3日  実用新案権の年金納付のお伺いを郵送致しました。

2019年1月24日  佐藤様から連絡を頂けなかったので「日本のお手玉の会本部」に電話(0897-32-0302)させていただき、佐藤様がご無事かどうか確認致しました。

2019年1月25日 「日本のお手玉の会本部」の方から折り返しのご連絡を頂きました。

「日本のお手玉の会本部」の方曰く、

「佐藤さんは去年3月から会費の納入がなかったので電話で問い合わせをしたら親族の方から「佐藤さんは去年の3月に体調が悪くなられて入院されて入院後すぐにお亡くなりになられたそうです」との連絡を頂いたようです。非常に残念ですが、急なことだったのかもしれませんね」とのことでした。

​謹んでお悔やみ申し上げますとともに、当事務所では、佐藤様のご冥福をお祈りするために佐藤様の実用新案権を引き続き守ってまいる所存です。

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